2016年8月15日月曜日

筑後子どもキャンパス2016『矢部川中流域の自然観察と体験』

7月23~24日、筑後子どもキャンパス『矢部川中流域の自然観察2016』を開催しました。

当日は1年から6年まで24人の子供たちが集まり、高校生ボランティア20人とスタッフを合わせ50人を超える大人数での開催となりました。

筑後の「筑恋亭」に集まった子供たちとボランティアは、オリエンテーションで緊張をほぐしたあと、みやま市の女山(ぞやま)へ観察会に出かけます。
梅雨明けから真夏日が続き、当日も35度を超える暑さで熱中症が心配されます。
でも、子供たちは元気にチョウやトンボを追いかけ、捕まえては熱心に観察しています。

木陰でお弁当を食べた後は、恒例の船小屋鉱泉試飲会!
においだけで逃げ出す子や、口にしたとたん顔をしかめる子など、とても楽しい(?)試飲会です。

船小屋大橋を渡って矢部川の河原に降り、次の日のストーンペインティング用の石を探します。
この河原にはペインティングに最適な石がゴロゴロしていて、みんな完成を想像しながら思い思いの石を探していました。
水切りに夢中になってる子もたくさんいました。

筑恋亭に戻ってマイ箸作りと夜ご飯のカレー作り。
作るカレーは60人分!おそらく過去の子どもキャンパスで最多です。
それでもスタッフの何人かはカレーにありつけませんでした。
子供たちの食欲、最強です。

そしてメインイベントの夜の観察会。
セミの羽化を探します。
ところが、いない!
どんなに探してもいない。
毎年必ず見つけていた羽化中のセミが見つからない。
『あ~ぁ、今年はダメだったかぁ~』
とあきらめかけた時、いました!
なんと木じゃなく笹の葉につかまって頑張ってる1匹。
みんな交代で観察しました。


次の日は6時に起床、6時半からラジオ体操。
今日もいい天気!暑そうです…
朝の観察から戻って朝食。
そして昨日矢部川の河原で拾った石に好きな絵を描くストーンペイント。
ただの石が素敵な作品に変わっていきます。
この石と昨日作ったお箸はみんなのお土産です。

この子どもキャンパスには毎年日本赤十字さんの好意で、献血を通して命の大切さのお話をしていただいています。
みんな真剣に聞いていました。

そしてお昼はお楽しみのそうめん流し!
手作り箸片手にそうめんを追いかけます。
プチトマトばっかりお椀に集める子、流れないオクラを押し流す子、
暑さを忘れてのどに流し込みます。

キャンパスの締めくくりは、2日間で観察した生き物植物を班ごとにまとめて発表会です。
どの班も上手にまとめていて関心しました。

参加してくれた子供たち、ボランティアで手伝ってくれた高校生のみんな、ありがとうございました。
そしてスタッフのみなさんお疲れさまでした。