2013年8月23日金曜日

ちくご子どもキャンパス「矢部川中流域の自然観察と体験2013」

 今年の夏も、ちくご子どもキャンパス体験学習プログラム「矢部川中流域の自然観察と体験2013」は、大きな事故もなく、無事終了しました。
 このプログラムは、矢部川中流域の自然を観察することから、生命の大切さや人の暮らしを見つめ直すきかっけ作りとするものです。

 昨年714日の「平成24年7月九州北部豪雨」により、矢部川流域は深刻な被害を受けました。自然観察を予定していた「船小屋中ノ島公園」も激流で酷く抉り取られ、流木が散乱し、泥土が堆積し、淡水浴が全くできないような大きな被害が生じ、今年も、いまだに立ち入ることができません。
 

 このような中、まちづくりネットワークちくご では、今年も、「ちくご子どもキャンパス『矢部川中流域の自然観察と体験2013』」を開催し、自然観察体験学習の機会をできる限り提供したいとの想いで、例年と内容を一部変更して実施しました。
今回のプログラムは、九州芸文館研修棟で生命の講話を聴いた後、船小屋矢部川堤防付近の様々な生き物の観察し、筑恋邸で竹を削って、自分たちが使う竹の箸を作り、夜のセミの羽化観察や自然体験の思い出を小石に描き、体験学習のまとめとして、骨髄提供経験が二度ある長直樹さんのお話しや大石英雄さんのメッセージソングを聴いていただきました。
普段見ることの出来ない自然の中の小さな命とのふれあいや、セミの羽化に感動し、メンバーと協力してのカレー作りや思い出を描くストーン・ペインティング、昼食のそうめん流しといった楽しく、貴重な経験が、今後の子ども達の活動に活かされていくことと思います。
今回は、宿泊研修会場を提供いただいた筑後市をはじめ、多くの方々のご協力により開催することができました。ご支援いただいた皆様に感謝申し上げます。
これからも、私たち「まちづくりネットワークちくご」は、自然観察会や命の大切さを考える様々な催しを通じて、水と緑と命を大切にする自然豊かな筑後のまちづくりを進めていきます。